東北新幹線はやてから降り、八戸駅のホームに立ったのは夜18時。外はもう真っ暗。
吐く息が白く光ったとき、「オ〜」北国だな〜なんて我ながら実感した。
東京との気温差は10度以上もある。
11月3日文化の日の話。
突然実家に帰る決意をして、前日にチケット購入。
当日のんびり旅支度していたら、新幹線に乗り遅れる始末。
ジタバタしてもしょうがない。品川で一つ後の新幹線に変更してもらい、
エキナカでゆっくりお土産探しをした後、出発することにした。
八戸に帰るのは2〜3年ぶりだろうか?
新幹線が八戸駅まで通ってくれたおかげでだいぶ助かった。
到着までは約3時間。好きな読書をするも良し、ゆっくり眠るも良し。
どこに向かうにせよ、旅の始まりはとても楽しいものだ。
八戸駅もだいぶ立派になった。
駅は元々街の中心から離れていて、周辺は寂しい感があるけれど、
駅からの温かい明かりが周りを照らす様は、寒さも和らげてくれるようだ。
駅前では、前もって連絡しておいた弟が、車で迎えに来てくれていた。
酒好きの弟に会うときは、決まって旨い飲み屋に二人で向かうことになる。
漁業の街"八戸"の魚は、新鮮でとても美味しい。
県外に長く住むようになるとそれがしみじみ分かる。
早速街に繰り出した。
八戸の中心街に「みろく横町」というなかなか雰囲気のある屋台村がある。
カウンター程度のこぢんまりとした屋台が軒を連ね、
窓越しに、店内の賑わっている様子を眺めることができるのだが、
とてもアットホームな雰囲気が漂う。
まだ一度もここで飲んだ事は無いのだけど、
雰囲気が好きなので、いつもココを通って、飲み屋街へ向かう。
細い路地や裏道も多く、
そんな場所にある飲み屋もなんだか良い味出してます。
魚が美味しく食べられるところというリクエストに、
今回弟が連れてきてくれた飲み屋は、漁食主義「きんき」。
名前の通り、海の幸メニューが豊富。
聞いたことも無い珍しいメニューも結構あり、
何が出てくるのか?どんな味なのか?注文もワクワク。
お刺身はどれもぷりぷりつやつやの新鮮さで、歯ごたえがあり、たまらない美味しさ。
やはり八戸はお魚美味しいな〜って、しみじみと感じながら熱燗を一杯。
写真は「きりたんぽ鍋」
寒い時期。温かな鍋料理は身も心も温まる。
■八戸の郷土料理
八戸には「せんべい汁」というご当地鍋があって、
いつもならそれを注文するんだけど、美味しくてオススメのお鍋。
季節柄か、最近TVに露出する機会も多くなっているようだけど、
もっと全国規模で認知度が上がってくれれば嬉しいな〜。
最近地元でも力を入れているらしく、歌まで作ったらしい…(^^;)
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ちなみに八戸にはお土産に最適な「いちご煮」ってモノもあります。
別に果物の"いちご"が入っているわけではなくて、
海の幸「ウニ」が入った、磯の香りも濃厚な美味しいスープ?って感じのものなんだけど、缶詰で売ってます。
そのまま温めてお吸い物にしても良いのだけど、
オススメは、炊飯器にお米と一緒に入れて炊く、いちご煮炊き込みご飯。
炊きあがる頃には、美味しそうな香りが漂ってきて、とても食欲をそそります。
さて、一通りのメニューも食べ終わり、お腹も満腹。
酔い加減も程よくなってきたころで、
きんきを出て、弟オススメの2件目に向かうことにした。
地下にある小粋なBAR「夢屋」。
JAZZが流れる店内は落ち着いた雰囲気で、
ヒュー・ジャックマン似の、ダンディーなマスターは、
少し訛りもあって、とっても気さく。
弟と3人で、世間話に花が咲いた。
普段は女の子のお客さんも多いらしく、
マスター目当てに来ている子もいるのでは?
なんて美味しいカクテルを飲みながら想像をふくらます。
2杯目は、飲みやすいよとオススメのウィスキー、
MACALLAN(マッカラン)を飲んでみた。
普段はあまりウィスキーを飲む機会がないのだけど、
雰囲気のあるBARで飲むウィスキーは美味しく頂ける。
このマッカラン。確かに飲みやすくていい味だった。
気分良く酒を飲み終えて、
街から車で10分ほどの実家へ向かう。(もちろん運転代行で…(^^;))